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土地探しは続く

  • 2009/03/24(火) 06:56:19

鹿ノ台西の土地を2カ所、見に行きました。
このあたりは住宅地の一番奥。駅から歩ける範囲ではなく、バス利用が前提となります。
ただ、登美ヶ丘駅へ行くバスはここが始発となるため、バスを使うと決めるならむしろ便利な場所です。

バス停に近い方は平坦な立地。
土地自体は東西に長い長方形で、南面の余白が少ないというのが素人的にはやや難点だと感じました。
ただ、前面道路を隔ててすぐが雰囲気の良い公園です。
売り主と都合が合わなかったため、中には入れませんでしたが、家の中からは確実に公園の木々がみえるはず。
これはポイントが高いです。
南面の余白が少ないことも、ハウスメーカーの家なら問題となるのでしょうが、こちらには建築家がついています。
工夫次第で、日当たりの良い明るい家にしてもらえそうな気もします。
ただお値段の方は、鹿ノ台南の土地ほどでないですが予算よりはやや高め。

バス停からやや離れた方は、東南側に少しひな壇状となっている土地でした。
なので、日当たりは良さそう。
また、2階からは遠くの山々が見えそうな感じ。

のさっく嫁は今回、
「2階から山が見えると嬉しい。」
と言い続けていたので、これはポイントが高いです。

ただ、バス停からはだいぶ離れてしまうことがちょっと辛い感じです。
値段的にはまぁ予算の範囲内にあるのですが、ちょっと決め手には欠ける感じ。

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本格的な土地探しの始まり

  • 2009/03/22(日) 22:58:08

ってことで、バス便も含めて、鹿ノ台の土地をいくつか見ました。
マンションの売却も決まったし、いよいよ本格的な土地探しのはじまり、はじまり~。

鹿ノ台南の土地は、北側がすぐ公園という立地。
駅からも徒歩圏です。
家が建っており、中に入ることができましたので、2階に上がってみました。

南側が一段、下がっているので日当たりが良い。
北側からは公園の木が眺められるのが素晴らしい。
木が見えるってこんなに良いことだなんて、今まで気づきもしませんでした。
Aさんならきっと、この木が見えるように開口部を取ってくれるんだと思います。

ただ、ここは横が集会場なんですね。
のさっくは、横が集会場なら、
「誰も住んでいない分、却って気を使わなくてイイや」
とお気楽に考えていましたが、たまにここでお葬式も行われると聞いたのさっく嫁が
「怖い。ここはイヤ447
と首を縦に振りません。

...良い土地なんだけれど、しょうがないです。
マ、お値段的にもやや予算オーヴァー気味でしたので、ここはすっぱりと諦めました。

地下鉄に匹敵するバス便

  • 2009/03/17(火) 22:51:15

鹿ノ台住宅地でも南側であれば、駅から充分、徒歩圏と言えます。
ただし、登美ヶ丘駅からいったん163号線まで坂を下って、住宅地入り口からはまた坂を上がることになるので、実感として歩くのはややしんどい感じです。

ところで鹿ノ台はバス便がものすごく便利な場所で、朝の7時台だけでなんと15本もバスが走っているというのです。
K不動産のEさんの比喩では、鹿ノ台のバスは
「大阪の地下鉄に匹敵すると思ってください」
ってことらしいです。

ホンマかいな。
大阪暮らしが長いのさっくにとって、バスは
「時間通りに来ないもの」。
自宅マンションも、すぐそばにバス停がありましたが、10年間で結局1回か2回しかバスに乗った覚えがありません。
たまにバスに乗ろう決心してバス停で待っても、待ってるときに限って、絶対に来ません。
一度、やや意地になって15分ほど待ち続けたことがありましたが、それでもやはりバスは来ませんでした。

時刻表上はバスの運行は15分に一本となっています。
だから、たとえ交通事情で到着が遅れていたとしても、15分待てば来るはずです。
それが来ない。

で、結局舌打ちをしてバス停から離れることになりました。
なので、バスに関してはどうしても不信感がぬぐえません。

ところが、ここはそうじゃないらしいですねぇ。
鹿ノ台が始発なので、バスも時刻表どおりに来るそうです。
それならバス便の場所も良いかもしれないなぁ。

鹿ノ台住宅地

  • 2009/03/14(土) 08:02:57

という思いとは裏腹に。
このあたりから仕事が加速度的に忙しくなっていくのさっくでした。
何とかまだ土日は休めるので、引っ越しの準備を進めたり、土地を見に行ったりしていました。

生駒市の中でものさっく家が第一候補としているのは、学研奈良登美ヶ丘駅の北側に広がる「鹿ノ台」というとても大きな住宅地です。
ニュータウンとして開けてからすでに30数年を経て、街はしっとりした良い雰囲気に包まれています。

ゆるやかな南傾斜で日当たりも良さそう。
公園が何カ所も点在しており、特に鹿ノ台中央公園  は野球場ほどの広さがあります。

鹿ノ台中央公園

中央公園の南側にはスーパーマーケットをはじめとしていくつかのお店が並び、この街の中だけでも充分に生活していけます。
公民館があって、その中に市役所の分室や図書館が入っているのも嬉しいところ。
ここからだと通勤時間が長くなるので、図書館が近くにあるととても便利なんですね。
通勤電車の行き帰りを、図書館で借りた本を読む時間に充てることができます。

通勤ということでもっともポイントが高いのは、ここが近鉄けいはんな線の始発駅であること。
要するに、朝、座って通勤できるってことですね。
これは楽チン。読書も楽しめるってもんです。

Aさんが家に来る

  • 2009/03/10(火) 06:48:54

この契約の前の日ですから1月10日ですね。
「我らが建築家」Aさんを自宅に招きました。
のさっく夫婦の「生活実態」をつぶさに観察してもらうためです257

年末に日程の調整をお願いしたら、忙しいなかちゃんと時間を割いてくださり、女性スタッフ2名も同行のうえ来ていただけることになりました。
「Aさんらが来るのだから」
本当はエエカッコして普段以上にキレイにしたいところをグッとガマン。
来てもらう目的は「できるだけホンマの姿を見てもらう」ってことなんですからね。
Aさんになら、ナマの姿をさらけ出してもよいかな、と思えます。
ここがまたAさんの良いところです。


約束の時間にマンションに現れるAさんとスタッフ2名。
出迎えるのさっく夫婦。

まずはざっと各部屋をみていただいて、お茶を飲みながら、いろんなお話。
のさっく家では当たり前になっている生活様式(ここでは言えないこともいろいろと)をAさんにじっくりお話ししたら、興味津々で聞いてくれました。
大事なところはスタッフの方がしっかりメモを取ってくれたり、写真に残してくれました。
スタッフも方もおふたりともとても良い感じ。うちお一人は主婦かつ母なので、その視点から家作りの相談に乗ってもらえると、のさっく嫁もたいへんに喜んでいました。

オーディオセットをどのように置くかという点では、早くもかなり詳細までイメージ作りもできました。
「早く設計がしたくなって来ましたヨ。」
と、とっても嬉しい言葉もいただいて、満足感がいっぱいでした。
あ~、早く家作りのプランニングに入りたいもんですね。

マンションの売却契約

  • 2009/03/09(月) 07:17:47

売却契約は1月11日でした。
大きな金額が動く契約だけに、買い主の方も、売り主であるのさっくもやや緊張気味でKさんの重要事項説明を神妙に聞いていました。
決済が2月27日、引き渡しは3月7日と決まって、ついに契約。

「やったー。」
と喜ぶ一方で、実はやっぱり寂しい
このマンションに住めるのがあとわずかに1ヶ月半しかないことになってしまいました。

契約の後は生駒市に飛んで、賃貸マンションの申し込みも済ませてしまいました。
年末に見にいった時に一番気に入った部屋がまだ空いており、結局そこに決めました。


融資元のメドもつき、建築家が決まって、マンションも売れて、仮住まいが決定。
ここへ来て事態の進展がバタバタとスピードアップしています。
なんだか目が回りそうになるのさっく夫婦でした。

ホンマに売れた!

  • 2009/03/08(日) 07:41:42

明けて2009年1月5日(お待たせしました。ようやく今年に入りましたね)。
年末年始の長い休みが明けて、ややだるだるモードで仕事中ののさっくの携帯が鳴ります。
近鉄不動産の川崎さんからでした。

川崎さん「マンション、売れました。購入申込書が出ましたよ。」
のさっく「へ? 売れたんですか?」
川崎さん「今夜そちらへ伺って、詳しい話をさせてください。」

結局、誰に売れたのかも聞かないまま、自宅で川崎さんを出迎えるのさっく夫婦。
のさっく「で、結局どなたが買うことになったんですか?」
川崎さん「年末の23日に見に来られた方です。実はその日のうちに購入申し込みを書いておられました。」

ただ、資金提供者であるその方のお父様と相談する時間が必要であったために、年内には返事ができなかったということでした。
なんだ、ちゃんと年内に売れていたのか。
もう早く言ってよ~、川崎さん。
不安やってんから441

「で、いくらで買うと言ってるんですか?」
「売値そのままです。全く値切られていません。」

「えー」と再びびっくりするのさっく。
根っからの大阪人であるのさっくにとって、売値そのままで不動産を買うということは信じられないことでした。
大阪人はたいがい、「10万円台の端数」は丸めにかかるもんなんです(例:2,980万円→2,900万円)。
※これって大阪だけなんですか?

でも、売り主としてみれば売値そのままで買うって人に文句を言う話でもありません。
それどころか、実に嬉しい話です。

ホンマに売れるんやろか...

  • 2009/03/07(土) 23:19:25

不動産業界の年末は早い。
年末の忙しいときに不動産のような大きな買い物を決める人はいないからでしょう。
さすがにこの後は内覧は入ってきませんでした。
良い感触だとぬか喜びはしましたが、結局、年内には買い手はつかなかったのです。


景気はどんどん悪くなる一方。
毎日イヤな経済ニュースが繰り返されています。しかも不動産・建築業界は目を覆うばかりの惨状です。
「ホントにこのマンション、売れるんやろか444
「売値をもう少し下げた方が良いんやろうか443
不安そうに顔を見合わすのさっく夫婦でした。

マンションを見に来られる

  • 2009/03/06(金) 22:13:35

この内覧会の前日。
ついにマンションの広告チラシが新聞に折り込まれました。
で、早速その日のうちに内見の依頼が近鉄不動産の川崎さんから入って来ました。
しかも2件。

反応の早さにびっくりするのさっく夫婦。
加えて、見に来た2組とも、わりと良い感触。
「これは意外に早く売れるかも...454
早くも「捕らぬ狸の...なんとやら」を始めるのさっくです。

続いて2008年12月23日(祝)には3組目の内見が入りました。
中へ入るやいなや
「引っ越しの準備でもう荷物を出しているんですね。」
とおっしゃる。
「いえいえ、まだ引っ越しの準備は何もしていません。」
とのさっく。
「え、ふだんからこういう感じなんですか?」
真剣に驚かれてしまいました。

のさっく家はたぶん、普通の家と比べるとかなりモノが少ない方だと思います。
のさっくはモノを貯めるのが嫌いなうえに、滅多にモノを買わないし、「不要」とか「なくても何とかなる」と判断したモノはどんどんオークションなどに出品して処分するので、普段でも「余白」が多い家となっています。

「築10年でこんなにキレイだとは信じられない...」
と内見された方はかなりびっくりした様子でした。
それから眺望にこだわりがあるということで、ベランダに出て外を眺めて居られましたが、納得された様子。
「内装のキレイさと眺望だけを見にきましたので。」
と10分も経たずに帰られました。

建築家、決定!

  • 2009/03/05(木) 06:58:47

「今ちょっとお時間いただいて良いですか?」
とどうしてもやや改まってしまうのさっく。
「いいッスよ。」
とぜんぜん自然体のAさん。

奥の部屋でAさんと向かい合います。
「融資を受けるために銀行と事前相談しました。このご時世ですから、中間金を支払う条件として一定の財務力がある工務店を選ぶことにしたいと考えています。そういうことも含めて工務店を選んでも構いませんか?」
とおもむろに切り出すのさっく。
「こちらとしても財務力のない工務店はお薦めしません。オーケーです。」
まず一点目はクリア。

「住宅ローン控除を受けるために、土地取得から2年以内に家が完成していなければなりません。こちらの財政面の都合で、2年以内の竣工をお願いすることになります。可能ですか?」

「土地取得から2年ですよね? それならぜんぜん問題ないッスよ。」
とあっさりAさん。
「そういう事情はきちんと優先させます。」
その瞬間、のさっくの顔はパッと明るくなったに違いありません!!

「そういうことなら...」
といきなり正座するのさっく夫婦に驚いてAさんも正座されます。
「私たちの家の設計をお願いします!」
「分かりました。楽しく家作りをやっていきましょう。」
ニコニコするAさん。

そのひとことが本当に、どんだけ嬉しかったか257
まるで「告白」が受け入れられたようです。
ついにのさっく夫婦の夢の新居を設計する建築家が、ここに決定したのです!
造・建築空間研究所 赤塚さん
それでは私たちの夢を実現する建築家を紹介します。
造・建築空間研究所 赤塚史明さんです!

 

Aさんに会いに行く

  • 2009/03/04(水) 22:30:55

2008年12月21日。
内覧会の日です。

大和郡山市にあるAさん設計の家までトコトコ出向くのさっく夫婦。
家に着いたとたん。

その美しさに見惚れるのさっく夫婦。郡山の家(外観)
いやー、やっぱりAさんの家は本当に良いんです。

シンプルだけどバランスの取れたアプローチ。
採光が確保されて明るい広い玄関、その脇には使い勝手の良い玄関収納。
白一色のなめらかなオープン型のキッチン。
微妙に陰影のある和室。
リビングにはシアターシステム(が入るようになっている)。
そして広々として家の中心にある中庭。

Aさんと話しすることが第一目的なのに、夢中で内覧を続けるのさっく夫婦。
竹さんも居ました。
それから見覚えのある女性も。
そうです、この女性こそ、のさっくが建築家TUさんと会ったときにザ・ハウスにおられた、工務店「じょぶ」の方でした。
実はこの家はじょぶが施工されたものだったのです。
こんなところで再会するなんて。
なんとなく運命的なものも感じているのさっく夫婦の目に、Aさんの姿が写りました。
今はどなたともお話されていません。

「チャンス!」
とばかりにAさんに近づくのさっく夫婦。

とは言え、悩む

  • 2009/03/02(月) 22:26:55

ただ、心配なのはAさんご自身が非常に多忙であることです。

のさっく夫婦は今回、マンションを売却していったん仮住まいに移る「背水の陣」を敷いて家作りに挑むことになります。多忙なAさんにお願いするとなると、設計段階で長期の待ち期間が発生してしまう恐れがあります。

そうなると、N銀行の言っていた
「土地取得から建築完了届までの間隔が2年を超えると、住宅ローン控除の対象外となる。」
ということが気になります。
今回は借りるローンの金額が多額となるため、対象外となるとものすごく辛いことになります。
またお金以前の問題として、仮住まいを長く続けることはのさっく夫婦にとってストレスにつながってしまいます444

また工務店に関しても、ウデだけではなく、財務力もあるところを選ぶ必要があると思っています。
果たしてそれはAさんの考えと一致するのでしょうか。

・・・こんなことをのさっく夫婦だけで悩んでいても仕方ありません。
一度、Aさんにぶつけてみようと思いました。

それでダメなら、縁がなかったと思って諦めるしかありません。
...本当はもちろん、諦めたくはありません。
この時点ではのさっく夫婦はすでにAさんの大ファンになっていたからです。


こういうことを悩む少し前に、Aさんの設計した家で内覧会があるから来ませんかとザ・ハウスの竹さんからお誘いを受けていました。
この内覧会に行くのはいったん断っていました。

だって、今やのさっくはマンションの売り主なんですからね。
売り主が休日に家を空け、機会損失を発生させてどーすんですかってことです。

しかし背に腹は替えられない。
この内覧会でAさんと会って、のさっく夫婦の思いをぶつけてみようと思いました。

答えが出る

  • 2009/03/01(日) 22:32:14

ただ、のさっくはこれらの作品を見た段階で
「答えは出たかな。」
と直感しました。

AさんとSさんは写真でみる限りでは似ているイメージの作品を作られる、と思っていました。
しかしSさんの作品を見たとたん、Aさんの家を見たときとはまったく違う印象を受けました。

Aさんが「陽」であるのに対して、Sさんは「陰」なんですね。
どちらが良いとか悪いではありません。

ただ、今回ののさっく夫婦は、「子供を育てる環境としての家」を考えています。
そうなるとAさんの作る家が持つ「明るさ」は重要なファクターだと思いました。
Sさんの家には独特の陰影があり、それをかつてのさっくは「色気がある家」と呼びましたが、それは子育てにはやや不向きなのではないかと思いました。

もうひとつ。
Sさんが設計する家の照明器具の布や建具の金具などはヨーロッパ製品だったりしました。
そのことをわざわざ言われるSさんに微妙な違和感を感じてしまったことも事実です。
たぶん、のさっくが求めている家の「質」とSさんのそれは違うものなのでしょう。

また、のさっくは建築家としてのAさんの「熱さ」に惹かれるものを感じています。
施主と真正面から向き合うその姿勢が実に頼もしいのです。
のさっく夫婦の思いを家づくりに活かしてくださると感じました。